2012年7月4日水曜日

メキシコ大統領選でロペス=オブラドールが票数え直しを要求

▼▽▼メキシコ大統領選挙は7月1日実施され、連邦選挙庁(1FE、選管)は2日夜、開票率98・95%で、エンリケ・ペニャ=ニエト(EPN)PRI候補38・15%(1872万票)、アンデレス=マヌエル・ロペス=オブラドール(AMLO)PRD候補31・64%(1553万票)と発表し、319万票差でEPNの勝利を事実上認定した形となった。

▽これを受けてAMLO(アムロ)は3日記者会見し、「清く透明な選挙ではなかった。何百万票もが金で買われた」と指摘し、IFEと選挙裁判所に対し、全選挙区での票の数え直しを要求した。AMLO陣営によると、14万3000投票所のうち11万3000投票所で投票数と開票数が異なる不正があった、という。

▼IFEは4日、AMLO陣営の要求について協議する見通し。電脳による公式開票集計は4~6日実施される予定で、これが<数え直し>になる可能性がある。