2012年10月7日日曜日

きょうベネズエラ大統領選挙


☆★☆ベネズエラ大統領選挙が10月7日実施される。投票は日本時間7日夜から8日朝にかけて行なわれ、直ちに開票される。完全な電子投票で、大規模な停電がない限り、結果発表に遅延はない。登録有権者は1880万人。

☆投票所は全国1万3810か所、電子投票機は3万9018台。有権者は投票機前で6分の持ち時間があり、時間切れになると白票=無効票となる。過去の選挙時の実例や、今選挙に備えた演習では、投票にかかる時間は、一人平均20秒。

☆外国からの選挙監視団は、南米諸国連合(ウナスール)とカーターセンターが派遣する要員だけ。ジミー・カーター元米大統領は、電子投票機を用い高速で集計し、有権者が投票証明書を投票箱に入れるため二重の集計が可能なベネズエラの投票制度を「世界一民主的に機能する」と絶賛している。

☆投票所には、計18万7000人の立会人が配置される。うち与党側は5000万人、野党連合側は5万2000人。

★候補者は6人いるが、4選を目指す現職大統領ウーゴ・チャベス(58、左翼)=ベネズエラ統一社会党(PSUV)=と、初当選を狙う前ミランダ州知事エンリケ・カプリレス(40、右翼)=民主連合会議(MUD、野党連合)=の事実上の一騎討ち。

★今選挙は内外で、ベネズエラ、ラ米、米州の「政治の潮流を左右する歴史的選挙」と位置付けられている。

☆チャベス大統領は6日、カラカスで外国報道陣と会見し、「選挙結果は人民が保障する」と、いかなる結果が出ても受け入れる意思を表明した。だが、暴動を起こそうとする策謀については「潰し、阻止する」と述べた。