2013年4月9日火曜日

サッチャー英元首相死去へのフォークランド諸島反響


 英国のマーガレット・サッチャー元首相(87)が4月8日死去したが、南大西洋・亜国パタゴニア沖東方400kmのフォークランド(マルビーナス)諸島の議会は半旗を掲げることを決め、島旗と英国旗は半旗となった。

 議会関係者は、本首相は亜国に1982年4月いったん奪われた同諸島を奪回したと讃えるとともに、島人は敬愛していた元首相の死を悲しんでいる、と述べた。

 一方、マルビーナス戦争を戦った亜国の退役軍人協会幹部は、「元首相は船域外に居た亜国海軍巡洋艦ヘネラル・ベルグラーノを撃沈し、乗組員323人を殺した。この戦争犯罪を裁かれないまま死んでいった」と指摘した。