2013年9月1日日曜日

ベネズエラ大統領が「米議会は世界法廷ではない」と糾弾


 ベネズエラのニコラース・マドゥーロ大統領は8月31日、隣国ガイアナの首都ジョージタウンで、ドナルド・ラモター大統領と会談し、第5回両国高級合同委員会に出席した。その後、シリア攻撃を準備している米国を厳しく批判した。

 マドゥーロは、「シリアへの軍事攻撃は犯罪的性格を持ち、断固反対する。諸国間には違いがあって当然なのに、ある国が他国の在り方を判断し裁けば、世界中が無制限、無法な恒常的戦争状態に陥る。米大統領は国連など国際機関に代えて自国の議会に開戦支持を求めているが、米議会を世界法廷のように考えている」と糾弾した。

 続けて、「世界の平和の良心は、今日から最大限の警戒態勢に入る」として、攻撃反対の国際世論形成を呼び掛けた。

 同大統領は30日にも、スリナムでの南米諸国連合首脳会議でシリア攻撃反対を訴えた。スリナムからの帰途、ガイアナを訪問した。