2013年11月4日月曜日

ブッシュ前米政権がベネズエラなど6カ国を優先諜報先に指定


 米政府はブッシュ前政権期の2007年、国家安全保障局(NSA)の長期諜報傍受優先6カ国としてベネズエラ、中国、北朝鮮、ロシア、イラン、イラクを指定した。

 NYT紙が11月3日報じた。E・スノーデン氏がコピーしていたNSAの07年の覚書に記されていた。

 ブッシュ政権は、故ウーゴ・チャベス大統領下のベネズエラがラ米・カリブ地域で影響力を増していたのを、米国益に反すると受け止めていた。ベネズエラとイラン、キューバ、中露との関係強化をも警戒していた。

 またベネズエラが米国への重要な原油供給国であることも、懸念材料とされていた。