2014年2月26日水曜日

米政府がベネズエラ外交官3人を追放

 米政府は2月25日、在米ベネスエラ大使館員3人に対し、「好ましくない人物」として48時間内に国外退去するよう命じた。ベネスエラ政府が17日、カラカス駐在の米大使館領事担当官3人を追放したことへの対抗措置。

 この日パナマ政府は、ベネスエラ問題を国内対話で解決する道を探るためとして、米州諸国機構(OEA)緊急外相会議の開催を提案した。

 一方、ブリュッセル滞在中のヂウマ・ルセフ伯大統領は24日、「ウクライナとベネスエラを同列に並べて論じてはならない。事情はまったく異なる。我々はベネスエラの社会的発展を重視している。ラ米の枠組みの中で引き続き民主主義を支援していく」と述べた。これはマドゥーロ政権を支持したものである。
 
 ロシア外務省も24日、ベネスエラに内政干渉しないよう欧米に警告している。
 
 亜国サッカー界の英雄ディエゴ・マラドーナは24日、今年6~7月ブラジルで開かれるサッカーW杯大会の解説者として、カラカスに本拠を置くテレスール(南テレビ)と契約を結んだ。その際、反ベネスエラの国際宣伝運動を非難し、「ベネスエラの兵士になる用意がある」と、マラドーナ節を披露した。

 ベネスエラは25日からカルナバルの特別警戒態勢に入る。