2014年4月3日木曜日

マルビーナス諸島にNATO基地がある、と亜国大統領指摘

 アルヘンティーナ(亜国)のクリスティーナ・フェルナデス=デ・キルチネル大統領は4月2日、対英マルビーナス戦争開戦32周年記念日に際し、領有権をあらためて主張し、「M諸島では軍事化が進んでおり、英軍基地の他、OTAN(オタン=北大西洋条約機構)の基地まである」と指摘した。

 大統領はまた、1833年にM諸島が英国に奪取された直後蜂起した亜国人ガウチョ、アントニオ・リベーロを描いた50ペソ紙幣を向こう半年内に発行する、と発表した。

 一方、M諸島に亜国本土から最も近いリオグランデ市をこの日、英国植民地ジブラルタルと地理的に対峙するスペイン・アルヘシラス市の市長ホセ・ランダルセが訪れ、英支配下にあるヒブラルタルとマルビーナスの奪回を望む共通の立場から連帯・連携する意志を表明した。リオグランデ市内には、姉妹都市提携を記念する小さな広場が開かれた。