2014年7月7日月曜日

キューバの経済成長目標は1・4%

 クーバのラウール・カストロ国家評議会議長は7月5日、国会7月会期の閉会演説で、外貨不足などにより今年前半の経済成長は0・6%に留まった、と述べた。年末に1・4%の目標を達成すべく努力しようと呼び掛けた。

 外交面では、1月ハバナで開催された第2回ラ米・カリブ諸国共同体(CELAC)首脳会議の成功を謳い、第5回カリコム・クーバ首脳会議を12月にクーバで開くため準備を進めている、と明らかにした。

 ハバナで一昨年から続けられてきたコロンビア政府とゲリラ組織との和平交渉については、これまでに到達した合意は意義深い、と評価した。ベネスエラ情勢に関しては、米国は世界各地で展開している「非通常型戦争」をベネスエラ政権打倒のため仕掛けている、と指摘した。

 また、7月26日のモンカーダ兵営襲撃61周年記念中央行事はアルテミーサで実施すると発表した。ラミーロ・バルデス革命司令官が記念演説する。

 一方、財務・価格省は5日、2013年度予算赤字10億ペソ(約4000万ドル)を解消するため、国債を発行する予定と発表した。期限10年、年利2・5%。