2014年8月3日日曜日

安倍首相がラ米と戦略的互恵関係を築きたいと強調

 安倍首相は8月2日サンパウロで記者会見し、私の今回の歴訪は日本・ラ米関係に新しい一章を開いた、と述べた。首相はまた、国際社会におけるラ米の存在は大きく、不可欠な取引仲間であり、日本は長年続いてきた対ラ米関係を高い水準に引き上げたい、戦略的互恵関係を築きたい、と強調した。

 さらに、日本の財界が望んでいる南部共同市場(メルコスール)と自由貿易協定を結ぶための交渉の開始を望む、と語った。

 先ごろBRICSがブラジルでの首脳会議で打ち出した「新開発銀行」構想について意見を求められ、世界銀行は高質で運営状態もいいが、「BRICS開銀」も国際規約に則って運営されるのが望ましい、と述べた。

 首相は日程をほぼ終了し、2日夜、帰国の途に就く。