2014年10月23日木曜日

ALBA首脳会議がエボラ対策で救援宣言を採択

 エボラ出血熱対策を協議するALBA(米州ボリバリアーナ同盟)特別首脳会議が10月20日ハバナで開かれ、エボラが蔓延しつつあるアフリカ諸国との連帯と支援強化を謳う23項目の宣言を採択した。会議は同日閉会した。

 クーバは既にシエラレオーネに165人の医師団を派遣しているが、新たに21日、ギネアとリベリアに計256人の医師団を派遣した。キューバには2万3000人の医師、看護師、医療技術者がエボラ対策の訓練を受けて待機している。

 クーバはアフリカ全土に32医師団(計6269人)を派遣しているが、従来どおり維持する。

 ベネスエラは、国連エボラ信託基金に500万ドルを提供した。

 会議には、クーバ議長、ベネスエラ、ボリビア、ニカラグア3国大統領、ALBA準加盟国アイチの大統領、カリブ2カ国首相らが出席した。また国連基金、米州保健機関、東カリブ諸国機構の代表も出席した。

 ALBAは10月29~30日、加盟諸国エボラ専門家会議を開く。またALBA諸国保健相は11月5日までに行動計画を策定する。