2014年12月24日水曜日

ボリビアと米国が外交関係正常化で交渉開始

 ボリビアのダビー・チョケウアンカ外相は12月23日、米外交使節団がラパスに到着しており、大使級外交関係復活について話し合う、と発表した。ボリビア政府は今月11日、高級交渉開始を求めていた。

 エボ・モラレス大統領は2008年10月、米政府が政変を画策したとして米大使を追放し、翌11月には米麻薬捜査局(DEA)駐在官を国外退去させた。大統領は、同年9月の反政府暴動の背後で米政府が動いていたと指摘した。

 だが両国は2011年11月、外交関係正常化の枠組みで合意し、緊張関係を緩和させつつ、低級の話し合いを続けていた。

 外相は、モラレス大統領とバラク・オバーマ米大統領の首脳会談設定も話し合われており、最終的には首脳会議で正常化が決まる、と明らかにした。