2014年12月26日金曜日

メキシコ人学生43人事件の家族らが抗議デモ

 メヒコ・ゲレロ州のアヨツィナパ農村教員養成学校の学生43人が9月下旬に強制失踪させられた事件で、家族と支援者の一団は12月24日、首都メヒコ市内の大統領公邸前で、学生生還を要求した。

 学生の父親の一人は、重大事件なのに大統領の関心は低いと、大統領の「感受性の乏しさ」を非難した。事件への対応の遅れや豪邸入手の醜聞から、エンリケ・ペニャ=ニエト大統領の辞任を求める世論が高まった。

 43人の学生のうち、一人の遺骨の身元が確認されている。43人全員が殺害された公算が大きい。

 家族らの一団は、ドイツ大使館前にもデモをかけた。ドイツの武器製造会社のG36自動ライフル銃が、学生を拉致したイグアラ市警に使用されていたためだ。ドイツ政府は2010年以降、メヒコへのこの種の武器の輸出は止めていると表明した。

 一方、ゲレロ州アルタミラーノ市のグレゴリオ・ロペス司祭は12月21日拉致されたが、同市近郊で25日、射殺体で発見された。