2015年8月1日土曜日

対キューバ経済封鎖は一度に全面解除と、ヒラリー強調

 次期米大統領選挙に出馬するため民主党候補の座を求めて遊説中のヒラリー・クリントン前国務長官は7月31日フロリダ国際大学で講演し、対玖禁輸(経済封鎖)は一度にすべてを終わらせるべきだ、との考えを示した。

 ヒラリーは、対玖関係が来年の米大統領選挙で争点になることを示唆し、共和党政権が復活すれば対玖政策は既に失敗した政策に後戻りすると警告するとともに、自分が大統領になれば経済封鎖を解除すると強調した。

 その際、「クーバの民間部門と市民社会に力を与えるという賢い政策に切り替えるべきだ」と訴え、マイアミ一帯に拡がる玖系米国人社会に対しては、「クーバの繁栄を促進しつつ、クーバ政権に圧力をかけるべきだ」と呼び掛けた。