2015年8月21日金曜日

グアテマラ市民が選挙中止求めて抗議スト実施へ

 グアテマラの72の市民団体がつくる「社会・人民会議」(ASP)は8月19日、大統領選挙をはじめ各種選挙が実施される9月6日の総選挙中止、オットー・ペレス=モリーナ大統領辞任、制憲議会開設を求めて25~27日、全国ストを実施すると発表した。

 ASPには先住民、農民、労働者、学者、宗教関係者、NGON語などの団体が参加している。

 ペレス=モリーナ大統領は、大規模な汚職事件への関与が疑われ、国会で免罪特権剥奪の是非を問う採決に追い込まれたが、辛くも剥奪を免れた。副大統領ら高官多数が腐敗関与により逮捕されたり、取り調べを受けたりしている。

 ASPは、汚職・腐敗にまみれた祖国を、「グアテマラは黒く染められている」(グアテマラ・セ・ティニェ・デ・ネグロ)という指弾の標語で表し、職場、自動車など周辺の物を黒く塗るよう市民に呼び掛けている。