2015年9月2日水曜日

ベネズエラが中国と「開発10カ年計画」着手へ

 ベネスエラのニコラース・マドゥーロ大統領は9月1日北京で、習近平国家主席と会談、協力関係強化で合意した。その後、両国合同委員会に出席、中国から向こう数か月内に原油増産用に50億米ドルの借款が供与されると発表した。

 ベネスエラは累積する巨額の対中債務を、日量70万バレルの原油で「現物返済」しているが、これを日量100万バレルに拡大する方針。新たな借款は、そのために用いられる。

 これは、今回決まった「VEN・中国2015~25合同開発10カ年計画」に含まれる。

 両国はその一環として、ベネスエラに「開発特区」を設置する協定に調印した。さらにトラック製造工場建設が決まり、住宅建設用資材製造工場建設案が検討されている。