2015年9月15日火曜日

メキシコ人観光客グループがエジプトで誤爆され死傷

 メヒコのクラウディア・ルイス=マシュー外相は9月14日記者会見し、エジプト旅行中のメヒコ人グループが13日、エジプト治安部隊の航空機1機およびヘリコプター数機から空爆され、2人が死亡、6人が負傷し入院した、と明らかにした。

 メヒコ人旅行者一行は11日カイロに到着、13日南西部の砂漠地帯のバハレヤというオアシスを数台の自動車に分乗してサファリ中、停車して休憩、食事していたところ攻撃された、という。

 メヒコ政府はエジプト政府に対し、怒りと悲しみを表明、事件の説明と責任の所在明示を要求した。

 メヒコ人負傷者はカイロの病院に搬送されており、カイロのメヒコ大使館員が各負傷者から個別に事情聴取、その情報に基づいて外相発表となった。

 カイロからの報道によると、サファリをしていた一行は16人。メヒコ人以外の死傷者はエジプト人ガイドという。

 エジプト政府は、メヒコ人観光客一行を扱っていたエジプトの旅行社は事前許可をとらずに、イスラム過激派が活動する立ち入り禁止地域に入ったため誤爆されたと表明、旅行社を厳しく罰するとしている。